活動記録 2025.06.24 第二回自治会大運動会

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はじめまして、こんにちは

 はじめましての方ははじめまして、そうでない方はお久しぶりです。実はこのブログの創設者であり、リレーブログ幻の第0回を担当した学生自治会2年目の iemon です。

これが自治会の底力(とちょっとの体力)──運動会、開催!

開会式:校長先生(?)の名言から始まる、笑いと決意のスタート

 ストレッチでは物足りないので、最初のウォーミングアップはドッジボール。
これは…もはや準競技だった。なぜか誰よりも本気の前自治会長が次々とボールを避けまくり、「これが自治会長経験者の危機管理能力だ…」と思い知らされた。
逃げ回る人、当てられ続ける人、彼女にも容赦なくボールを当てる人、それぞれの生き様が詰まった一戦となった。

 そんなウォーミングアップも終わり、運動会の幕開けは、自治会長による「校長先生のご挨拶」から。
「普段とは違う一面を知って惚れてしまわないように」と驚きの一言を掲げて開会宣言。早くも笑いが起こる中、次に登場したのは選手宣誓の四人。赤・青・緑・黄、それぞれの色を背負った代表たちは、各々の決意を胸にした。

バドミントン──叫びと空振りが体育館に響いた

 最初の競技はバドミントン。シングルス・ダブルスの両形式で行われた。「拾え!」「落ちるぞ!」「え、今の入ってる!?」など、技術よりも叫び声の応酬が目立った。
 ラケットの使い方に慣れない参加者が多く、空振りや逆打ちが続出。さらに、応援のつもりで近くにいたメンバーがいつの間にかコートに入ってしまう始末。
 でも、なぜかずっと笑いが絶えなかった。そんな競技だった。

もはや物理も数学も飛んでいった──紙飛行機飛ばし大会

 1分間の製作タイムを経て、紙飛行機飛ばし大会がスタート。ルールはシンプル ── 遠くまで飛ばした人の勝ち。
……のはずだった。
 なぜか会場の隅では、物理科代表が紙飛行機そっちのけで「小球の運動」について熱弁を振るっている。
「初速度v₀、重力加速度g、角度θ、これはもう斜方投射だ!」と叫びながら、紙飛行機ではなく丸めた紙を考え始め、「こっちの方が飛ぶ」とドヤ顔。
周囲からは「いや、それ紙“飛行機”じゃないやろ!」と総ツッコミが入った。
一方、前回覇者の数学科代表の元自治会長は紙飛行機の軌道を「放物線」だと断定し、軌道を計算していたという噂が。「y = tanθx – g ・x2/ 2v02cos2θg2 」と唱えながら折られた機体は、数式の理想を裏切り早々に墜落。「これだから空気抵抗は厄介」ということだろうか。

5対5の真剣勝負──バスケットボールは運動会の決戦だった

 次の競技はバスケットボール。
5対5での試合が始まる前、すでにプレイヤーたちの目つきが違っていた。笑顔の奥に火花がちらつく。
「運動会だし、まぁ軽く流すか〜」なんて言っていたのは数分前まで。気がつけば全員が黙々とシュート練習を始め、誰ともなく「ジャンプボールからいこうか」の声が上がる。もう完全に試合モードだ。
 試合が始まると、一気に空気が張り詰める。フェイントでかわし、パスを回し、スクリーンをかけて、シュートを決める。
 普段はPCとにらめっこしている彼らが、コートの中ではまるで別人。得点が入るたびに、ガッツポーズとハイタッチ。外れても「ナイスシュート!」と飛び交う声。
“勝ちたい”という気持ちと、“楽しみたい”という思いが真正面からぶつかり合う、まさに運動会の中の決戦だった。

自治会運動会初登場!恥ずかしさと混乱の借り人競争

 今回初めて導入された借り人競争は、早くも会場を大混乱に巻き込んだ。
「黒い服の人」や「背の高い人」など無難なお題もあったが、特に目立ったのは「美人だと思う人」という過激なお題。走者は一瞬固まり、観客からは「それ主観やろ!」「選ばれなかった人の気持ちは!?」というツッコミが飛び交った。
 走るより、探す方が疲れる。それがこの競技の真髄。借りられた人も、借りに行った人も、見ていた人も、全員がなんとなく照れて、でもなぜか笑っていた。
終わった後は、全員がちょっとだけ仲良くなっていた……気がする。

自治会長、ついに参戦──バレーボールで見せた初陣の背筋

 続いて行われたのはバレーボール。
使用するボールは事前の多数決により、しっかりした手ごたえの“本物のバレーボール”に決定。体育館に軽快な打球音が響く中、いよいよ試合がスタート。
 この競技、なんと自治会長にとっては初の出場種目。
満を持しての登場に、本人も終始ノリノリ。やたら背筋が伸びていたのが印象的だった。

団長たちの全力疾走──リレーはやっぱりドラマだった

 そして、すべての競技を締めくくるのは恒例のリレー。
運動会といえばやっぱりこれ。順位が大逆転するかもしれない、最後にして最大の盛り上がりどころだ。
各チームが集まり、円陣、ストレッチ、作戦会議。準備は万端。
 スタートの合図とともに飛び出す1走目。序盤からガチ。バトンパスも全力。観客席からは「〇チーム速すぎ!」「転ぶなよー!」という声が飛び交う。
 注目のアンカー対決では、それぞれのチームの団長を送り出すというガチ采配。
普段はふわふわしてるあの人がなぜか爆速、逆に運動部経験者がふらつくなど、波乱の展開に。

 最後の最後で飛び出したのは──ガッツポーズか、それとも転倒か。それは見ていた人だけの記憶に残る。
結果発表のころには、全員が汗と笑いにまみれ、「順位とかどうでもいいよね」という空気に包まれていた。

筋肉痛と引き換えに得たもの。

 こうして幕を閉じた第二回自治会運動会。
全力で走り、叫び、笑い、恥をかき、それでもなぜか最後には「またやりたいね」と口にしてしまうような、不思議な熱とゆるさが共存した一日だった。
 勝敗は記録に残るかもしれないけれど、思い出は記憶に残る。
そして何より、みんなの“普段とはちょっと違う顔”を見られたことが、一番のおもしろさだったのかもしれない。

 来年、また同じ場所で、同じようにふざけて、同じように本気になれることを願って。
全員筋肉痛、おつかれさまでした!

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